水面に映り込む、あまたの情景の輝きや揺らぎ。

乾いた大地に雨季の到来を告げる、天からの幾筋もの輝く水の糸。

霧や雨粒によって、普段は不可視の空間が、変幻自在な存在になっていく。

 

思えばそんな瞬間を、どれだけ限りなく目にしてきたことだろう。
記憶の中にあるこうした感慨や印象を、スタジオという空間の中で、写真という方法論を使って

今一度「視る」ことはできないだろうか?

記憶のエーテルが熟成して新しい濃度をもって香り立つ、そんな世界が覗けたら、、、

写真Photographyが、光photoで描くgraphものなら、何もない空間に水”Aqua"で描く行為は、

"Aquagraphy" (アクアグラフィー)と呼べるかもしれない。

水と光で描く、この”Aquagraphy” の作品を楽しんでいただければ幸いです。

             

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​橋田 宜恭